【書籍紹介】初期研修で役立つお勧め書籍10選
はじめに
国試が終わって結果発表を待っている状態ですが、何かするべきことはありますか?
別記事でも解説していますがまずは休み遊びましょう。
これが最優先です
するべきことについては別記事でも解説していますね。
ただ、前回の記事で解説したのはあくまで『生活に関わること』や『国家試験後の手続き方法』だけでした。
特にお勧めの医学書についてなどは触れていませんでした。
そこで今回は『お勧めの医学書10選』と題して私が初期研修中にお世話になった書籍を紹介していきます。
- 国家試験後~初期研修を控えている方
- 初期研修が不安な方
- 国家試験後の余暇を十分楽しんだ方
- 初期研修に備えて学習しておくべきこと
- 学習効果の高い書籍について
初期研修にお勧めの書籍10選
まず始めに一覧で提示します。
- 内科レジデントの鉄則 第4版
- 感染症プラチナマニュアル Ver.8
- サンフォード感染症治療ガイド
- 当直医マニュアル2024
- 研修医当直御法度 第7版
- レジデントのためのこれだけ輸液
- レジデントのための これだけ心電図
- 総合内科病棟マニュアル
- 疾患と異常像がわかる! エコーの撮り方 完全マスター
- 研修医手技マニュアル第3版
①内科レジデントの鉄則第4版
鉄板の書籍でもう知ってるという方もいるかもしれませんが、よい書籍なので紹介します。
働き始めて出てくる『分からない』が大体書いてあります。
まずはこれから読んでみましょう!
②感染症プラチナマニュアル Ver.8
病棟で熱が出た患者さんの相談があった時に背景からどこまで菌種をカバーし抗生剤を投与するか、投与量はどうするか。
迷いますよね? ほぼこれに書いてあります。
ポケットに入るサイズで持ち運ぶことも出来ます。
この本かサンフォードのどちらかは持っておいて良いでしょう。
③サンフォード感染症治療ガイド
感染症関連については先述のプラチナかサンフォードどちらかは持っておきましょう!
②か③見やすい方で良いです。
上級医によって『プラチナ派』『サンフォード派』がある場合もあります。
④当直医マニュアル2024
ここからは当直関連です。
救急当直や病院によってはwalk-in(歩いてくる患者さん)対応を行うはずです。
当直のお供として是非。
⑤研修医当直御法度 第7版
同じく当直関連です。 主訴(胸痛・腹痛など)ごとに目次があり、読みやすく、価格も比較的お求めやすい値段です。
⑥レジデントのためのこれだけ輸液
『レジデントのための~』シリーズは初学者に向けた内容となっており読みやすいものが多いです。
病棟管理の際や「輸液調整を考えてみて」と言われることもありますので、持っておいて損はないでしょう。
⑦レジデントのための これだけ心電図
同じく『レジデントのための~』シリーズです。
「先生、不整脈が出てるんですけど観察でいいですか?」と聞かれた際に対応できますか?
自信が無ければ持っておきましょう。
⑧総合内科病棟マニュアル
こちらは初期研修はもちろん専門研修でも使える総合内科病棟マニュアルシリーズです。 赤が基礎、青が疾患ごとの管理についての内容です。
⑨疾患と異常像がわかる! エコーの撮り方 完全マスター
初期研修医でエコーに苦手意識がある方も多いと思います。
なんとか綺麗に描出できるよう練習するのですが、上手くいかないことが多いです。
そんな時に頼れるのがこの一冊です。
エコープローベの持ち方から、当て方のコツなど非常にわかりやすく解説されています。
⑩研修医手技マニュアル第3版
「先生、この人のCV取ってみる?」といきなり振られることもあります。
大体の手技は1回目は見て見学、2回目でしてみたいか聞かれることが多いと思いますが、突然振りがくる可能性も0ではないです。
突然聞かれても大丈夫な様に予習はしておきましょう!
おわりに
初期研修前にいろいろ不安で勉強したくなる気持ちはわかります。
ただ、まずはしっかり休んでリフレッシュすること!
そして『国試後のやるべきこと』をちゃんとこなすこと!
国試後の過ごし方については別記事も参照ください