医師の事業所得の作り方
はじめに
医師として働く多くの方にとって、病院やクリニックでの臨床で得る『給与所得』が主な収入源となっています。
しかし、医療現場での経験や知識は医療記事執筆等の臨床以外でも活かすことができ、そこから『事業所得』を得る医師も増えています。
『事業所得』と聞くと不動産事業等大掛かりなものをイメージされる方も多いかと思いますが、初期投資も莫大になるため踏み切れない方も多いと思います。
ネットビジネスであれば初期投資もほぼなしで、始めることが出来ますし、事業で用いるPC・通信端末等を経費に一部計上(家事按分)することも出来ます。
収益源を給与のみに頼らず、複数持つことは生活のより高いレベルでの安定にもつながります。
今回は私が今まで行ったことのある『医師の副業』についていくつか紹介していきます。
私が今まで行った副業
私が今まで行ったことのある副業は以下の通りです。
① ブログ
② 医療記事執筆
③ 医療アプリの監修
④ オンライン医療相談
⑤ オンライン診療(報酬型)
ひとつずつ解説していきます。
ブログ
まずはこのブログです。
医療サイトの紹介ポイント・クレジットカード作成等のアフィリエイトが収入源です。
文章を書く練習にもなるので医療記事執筆の副業との相性も良いです。
ブログやSNSから新しい仕事の依頼や相談が来ることもあります。
自分がどのような強みがあるかなどを発信する場としても使えます。
医療記事執筆
医療記事執筆は医師の専門性を活かした副業であり、PCがあれば、ある程度時間を選ばずできるのが強みです。
当方は消化器内科ですので、ピロリ菌や慢性胃炎・胃癌について一般の方向けに紹介する記事作成など行いました。
消化器病専門医等、専門性を担保する資格があれば案件数・案件当たりの単価上昇も狙えます。
また、専門医のない方も『内科専門医試験の受験体験談』等、試験を受けた経験自体を記事にできる場合もあります。
医療アプリのデモ
App Storeで『医療』と検索するだけでも医師向けのアプリ(HOKUTO等)や、オンライン診療用アプリ(SOKUYAKU等)、医療相談アプリ(LEBER等)、複数のアプリケーションがあります。
こういったアプリケーションのテストに参加し、バグの報告や医師の視点から改良に向けたアドバイスを行うものです。
日々の診療で使用してみて、『もっとこうした方が使いやすい』というのを制作元にアンケートないしインタビューで回答すればよいのみです。
それほど負担にはならないと思います。
オンライン医療相談
先に挙げた医療相談のアプリやサイトの登録医師として、相談者の悩みに回答します。
『受診の目安』、『何科を受診すればよいか』等の相談が多いです。
回答1件につき●円、という契約です。
ちょっとした空き時間に回答すればよいです。
私の契約先はAIが事前回答を作成しており、多少の手直しを加えるのみなので手間は回答作成の手間も数分ほどしかかかりません。
オンライン診療(報酬型)
他にもオンラインの自由診療(AGA・アフターピル)も行っています。
診療業務については給与所得となる場合が大半ですが、オンラインの自由診療については診察1件につき●円といった設定がされる場合があります。
そういった場合には業務委託契約を結べますので、『事業所得』とできる場合があります。
参考までに、私が業務を行っているところは1件1000円です。1件あたり5分程の診療になるので時給換算12000円になります。(満枠の場合)
時間も最短5-10分から勤務可能なので隙間時間での勤務も可能です。
おわりに
医師が事業所得を得るビジネスモデルには多様な選択肢があります。
思い切ってリスクが取れる方なら企業される方もいると思いますが、そこまでは抵抗のある方は上記のような選択肢で+αの収入源を得ることも考えてみてはいかがでしょうか。