往診診療バイトのメリット

はじめに
医師として働き方は時代に合わせて多様化しています。その中で、自分のキャリアを広げる方法を模索している方も多いのではないでしょうか。往診診療のバイトも比較的新しい選択肢として注目されています。今回は、私が往診診療バイトを経験した体験をもとに、そのメリットや注意点をお伝えします。
なぜ往診診療を始めたのか
私が往診診療のバイトを始めたきっかけは、本業だけでは得られない経験を積みたいと思ったことでした。病院での診療では限られた場面でしか見えない患者さんの生活環境を知ることができ、地域医療の現場をより深く理解できると感じたからです。
また、自分の空き時間に合わせて比較的柔軟な働き方ができる点も魅力的でした。
実際の体験談
初めての往診では、緊張感と同時に新鮮さを感じることができました。
待機場所の近辺でスタッフより専用端末を受け取り、それを介して往診依頼が入る仕組みです、端末より患者さんの情報も簡単に把握できるようになっていました。
移動は車で、訪問先は高齢者のご自宅や施設、小児の対応もありました。実際の診療内容は、高齢者では慢性疾患の管理や緩和ケア・看取りが主で、小児は発熱の対応が多かったです。
自分の専門外については事前に断る選択肢もあります。私は小児の肘内障や外傷など画像評価が出来ない場での対応が難しいものは断っていました。
往診診療のメリットとデメリット
メリット
- 柔軟な働き方:スケジュールの調整がしやすく、本業との両立が可能。
- 患者との距離感:患者さんの生活環境を直接知ることで、より的確な治療や指導ができる。
- 収入アップ:報酬が良い場合も多く、経済的なメリットもあります。
デメリット
- 移動の負担:長時間の移動や交通事情に左右されることがあります。
- 対応の難しさ:自宅での診療では、病院と違って医療資源が限られるため、対応に工夫が必要。
- 精神的な負担:患者さんやその家族とのやりとり・他者の生活環境に踏み入ることが、思った以上にストレスになる場合もあります。
医師におすすめしたい理由
往診診療は、医師としてのスキルを高める絶好の機会です。たとえば、限られた環境での診療スキルや患者さんの生活環境に応じた治療方針を立てる力が鍛えられます。また、本業に支障をきたさない範囲で働ける点や、地域医療に貢献できる点も大きな魅力です。
注意点とアドバイス
- バイト先選び:信頼できる仲介会社やクリニックを選ぶことが重要です。
- トラブル回避:患者さんや家族とのコミュニケーションを大切にし、症状増悪時の対応については普段の病院での診療よりより細かく伝えるなど対応が必要です。
まとめ
往診診療のバイトを通じて、私は医師としての視野を広げることができました。
もし新しい働き方を模索しているのであれば、ぜひ往診診療を検討してみてください。柔軟な働き方とスキルアップの両立が可能で、新たな発見がきっとあるはずです!
往診待機バイト
ファストドクター
ファストドクターは患者さんの自宅等に往診サービスを提供するプラットフォームです。
オンライン診療・往診オンコール待機を組み合わせたシステムが特徴で、主に夜間や休日など、医療機関が閉まっている時間帯の診療ニーズに応えます。
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当直連携基盤
訪問診療クリニックの夜間、休日のオンコール対応を行います。
訪問診療を行っているクリニックでは、医師が足りず24時間対応を行うのが難しい場合もあります。その手助けをするのが当直連携基盤の役割になります。
医師が行う業務は訪問診療クリニックのかかりつけ患者のオンコール対応になります。よって、主治医のカルテで状況・今後の方針等を確認の上で診察を行うことになります。
業務内容にはお見取りや紹介状作成等も含まれます。