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8月5日の日経急落から学ぶ:リスク許容度管理

taka

8月5日の日経平均株価急落:投資家の狼狽売りが増加

2024年8月5日に日経平均株価は大幅な下落を記録し、下げ幅としてはブラックマンデー(1987年10月)を超えるものでした。

この際eMAXIS Slim オルカンやS&P500のインデックスに投資をしている人で売却を行ってしまった方も多いようで、両者を合わせて1兆円を超える資金流出になったようです。

恐らく、投資初心者で株価の下落に耐えられなかった人が投げ売りをしてしまったのでしょうがその後はご存じの通り日経平均株価も回復傾向です。

eMAXIS Slim オルカンやS&P500は株価の他に為替の影響も受ける商品ですので円高の影響を受けてはいますが、値動きとしてはある程度落ち着きつつあります。

結果的に5日に投げ売りした層は市場の養分となることになったわけです。

インデックス投資における暴落時の対応:狼狽売りは禁物

改めて、インデックス投資は長期的な資産形成を目的とした投資手法であり、市場の一時的な下落に左右されることなく、持ち続けることが重要です。

暴落時にも冷静さを保ち、資金に余裕があればむしろ買い増しを行うべきです。

投資の名著にチャールズ・エリスの『敗者のゲーム』という書籍があります。

この書籍の中では急激な株価上昇のタイミングを『稲妻の輝く瞬間』と例え、この時に相場にいることが重要であると述べています。

下図は、1980年〜2016年の36年間のうち、S&P500が上昇したベストの何日かを逃した場合の投資リターンの変化を示したものです。

36年間のうちのベスト30日を逃すと、S&P500のリターンは年率11.4%から6.4%に低下し、約半分のリターンを失うことになります。

ただ、いつベストの日=『稲妻の輝くとき』が訪れるかは誰にもわかりません。

よって市場に残り続ける=インデックス商品を保有し続けるのが最適解になります。

無理のない投資で狼狽売りを防ぐ:リスク管理の重要性

株価が下がった時に慌てて狼狽売りするのを防ぐためには、まず自身のリスク許容度を理解し、それに見合った投資を行うことが不可欠です。

無理のない範囲で資金を投入し、急な株価変動に対しても精神的に耐えられる状態を保つことが大切です。

市場のボラティリティに対して冷静さを保つためには、余裕資金での投資を心がけ、短期的な価格変動に一喜一憂しない姿勢を持つことが、長期的な成功への鍵です。

まとめ

株式市場は常に変動するものであり、その中で成功するためには、冷静さを保ち、計画的な投資を続けることが必要です。

8月5日の急落は、インデックス投資家にとっても重要な教訓となったでしょう。

狼狽売りを避けるための知識と心構えを持ち、長期的な視点で資産形成を行いましょう。

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Taka
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医師
地方総合病院勤務の20代の消化器内科医師です。インフレが進んでいく社会の中での医師の給料の相対的な低下に危機感を感じて投資・節税等の勉強を始めました。 株式投資歴は5年と浅いですが、資産形成に興味のある方や始めたばかりの方向けの記事を書いていきたいと思います。
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