【資産形成・初心者向け】新NISA 積み立て投資枠のお勧めは?
はじめに
口座開設済みましたけど、次に何をしたらいいかがわかりません。。
まず始めにするべきはNISAの積み立て投資枠の設定です。
お勧めの銘柄と選ぶポイントをお伝えしますね。
- 新NISA口座を作ったが何に投資すべきか分からない方
- 自分のリスク許容度に応じた投資商品を見てみたい方
- 新NISAの積み立て投資枠で投資を検討すべき銘柄
- 投資信託を選ぶ際のポイント
積み立て投資枠の銘柄選びのポイント
①信託報酬の低さ
積み立て枠の銘柄を選ぶときは、信託報酬を確認しましょう。信託報酬は、投資信託の保有中に発生する主な運用コストです。
投資信託には大きくわけてインデックスファンドとアクティブファンドがありますが、インデックスファンドがおすすめです。インデックスファンドの平均信託報酬は年率0.3%であるため、年率0.3%以下の銘柄を選びましょう。
中には高額な信託報酬のファンドもあるので購入前に必ず確認しましょう!
インデックスファンドとアクティブファンドの違いについては別記事で紹介します。
②投資する資産の内容
一口に投資信託と言っても、対象が「株式」か「債券」か「不動産」か、地域は「国内」か「海外」かなど、いくつもの種類に分類されています。投資対象や地域などの組み合わせによりその投資信託の特徴が変わってきます。
投資商品の内容については大まかでも良いので確認をするようにしましょう。
『種類が多すぎて分からない。。』という方は『全世界株』すなわち世界経済全体に投資することも可能です。
または経済大国アメリカの主要500銘柄で構成されるS&P500という指数に相関するものもお勧めです。
③資産総額の大きさ
純資産総額も銘柄を選ぶ上でチェックすべきポイントです。
純資産総額があまりにも少ない銘柄は運用効率が悪い可能性があります。インデックスファンドを選ぶなら10億円以上を目安にしましょう。
おすすめ銘柄
いろいろ見るのも面倒ですし、多すぎて分からなくなってきました。。
研修期間だしいろいろ忙しいですよね。
時間をかけたくない人は「eMAXIS Slimシリーズ」のどれかを購入しておけばよいと思います。
eMAXIS Slimシリーズを紹介していきます。
①eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含めた 世界の株式に低コストで分散投資できる投資信託です。
アメリカだけでなく投資先を世界全体に分散させたほうが安心と考えるならeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がおすすめです。
投資対象は『株式』です。不動産や債券は含まれません。
株式は一般に『ハイリスク・ハイリターン』とされますが投資信託であればリスクを分散できます。
その分リターンも平均化されますが、安定した利益を得られる商品になります。
②eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、 米国の主要企業およそ500社に分散投資できる投資信託です。
アメリカは現在世界一の経済力を持つ国であり、S&P500ならAppleやAmazonをはじめとした 世界を代表する米国企業およそ500社に分散投資できます。
投資対象は株式です。
アメリカの中心企業に投資できます
アメリカが今後も経済的成長を続けると考えるのであればこの商品を購入しましょう。
③eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は、名前の通り日本を除いた世界の株式に低コストで分散投資できる投資信託です。投資先はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)から日本を除いただけであり、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と大きな違いはありません。
④eMAXIS Slim先進国株式インデックス
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、 日本以外の先進国全体に低コストで分散投資できる投資信託です。アメリカへの一極集中を抑えて他の先進国にも投資したければ、eMAXIS Slim先進国株式インデックスを選びましょう。
⑤eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート(不動産)、先進国リートの 8資産に12.5%ずつ均等に低コストで分散投資する投資信託です。
株式以外にも資産分散させたい方、投資信託の中でもリスクを抑えたい方向けと言えるでしょう。
国内外の様々な投資商品に投資できます。
年配の方にはいい商品だと思います。
若手医師は引退までの時間が長いので、株式への集中投資がお勧めです。
終わりに
積み立て投資枠の選び方のポイント。お勧め投資信託(eMAXIS Slimシリーズの中で)についてお伝えさせて頂きました。1銘柄に集中するのもいろいろな投信に分散させるのも自由です。
何に投資するのが良いんでしょうか?
一般論では若い人はリスクをとって『株式』の比率を多く、年齢が上の方は『債権』等にも分散させリスクを下げることが勧められます。
重要なのはそれぞれのリスク許容度です。年齢、家族の有無、資産、年収等個々人により異なります。
医師の場合でいうと安定した収入源がありますので、リスクは高めの商品(株式)でも問題ないと思います。
投資商品にノーリスクのものはありません。
投資である以上リスクはつきものですが、適切なリスクを負い自身に適した運用を考えていきましょう。