円高・株安でも淡々と積み立てを
はじめに
こんにちは、Takaです。最近、円高と株安が同時に進行し、今年からNISAを利用している方の中には、資産がマイナスになっている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、長期的な視点で見れば、このような短期的な市場変動に一喜一憂する必要はありません。
本記事では、長期投資の重要性について改めて解説します。
今回の円高・ドル安の理由
今の円高・ドル安の理由としてはアメリカ大統領選の影響が大きいかと思われます。
トランプ氏が当選した場合は「今の円安ドル高は、米国にとって大災難だ。」といった過去の発言からも円高方向に進める政策をとることが想定されています。
投資信託で全世界株式や米国株式に投資していた方は、今まで円安・株高の恩恵で資産が増加していた分が大きいですが、その分が反転しますので。ダブルパンチを食らう形になります。
とはいえ長期・分散・積立を軸に投資をできている方は、決して狼狽売りなどはせずに、淡々と積み立てを続けましょう。
続けて長期・分散・積立の重要性について振り返っていきます。
長期投資の重要性
短期的な下落は起こりうるが、過去は持ち直している。
大前提として、短期的な市場変動は避けられません。長期的に見ると市場は成長傾向にあります。過去のリーマンショックやコロナショックのような大きな下落を経験しても、長期的には市場は回復し、成長しています。短期的な目線にとらわれず、長期的な目線で見ていく必要があります。
マネックス証券より
長期投資の利点
また、長期投資の最大の利点は、複利の効果を最大限に活用できる点です。時間が経つほど投資額が増え、最終的なリターンも大きくなります。
三菱UFJ銀行より
複利効果については下記記事でも解説しています。
積立投資の重要性
積立投資の基本・ドルコスト平均法
積立投資は、定期的に一定額を投資する方法です。
この方法は、市場のタイミングを計るリスクを避け、平均購入単価を平準化する効果があります。
ドルコスト平均法は、価格が高い時には少ない株数を、価格が低い時には多くの株数を購入することで、平均購入価格を平準化する方法です。
これにより、市場の変動に影響されにくくなり、リスクを低減することができます。
市場が下落している時期には、不安や恐怖が生じることがあります。
しかし、こうした感情に流されて投資を中断することは避けましょう。歴史的に見ても、長期的な視点で淡々と積立を続けることが、最も成功する投資戦略です。
分散投資の重要性
特定の銘柄やセクターに集中するのではなく、複数の資産クラスに分散することでリスクを低減できます。国内外の株式、債券、リートなど、さまざまな資産に投資することを検討しましょう。
とはいえ、全世界株やS&P500 投信に投資している方は自動的に分散もリバランスもされるためここについては特に気にする必要はないです。
医師としての投資
医師として働く以上、キャッシュに困ることはよほど浪費しない限りはないでしょう。
ただ、今後『医師余りの時代』が来るとも言われています。
スキルを磨き淘汰されないように努めながらも、働き方の自由度も高めていくために投資を積極的に行い、経済的な余力をより高めていきたいところです。
おわりに
今回は今回の円高・株安を受けて、改めて『長期投資の重要性について』お話ししました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また、投資初心者の方へのお勧め書籍も紹介させて頂いております。
良ければご参照ください。
『インデックスファンドの父』と呼ばれるボーグル氏の書籍です。
インデックス投資が他投資と比べてどのように優れているのかを解き明かしていく本になります。長期投資の重要性を改めて教えてくれる本です。
個人投資家向けに株式などの資産価格やバブルの歴史を語り、無数にある新旧の投資手法について分かりやすく紹介したうえで、インデックス運用の利点を解説しています。
またインデックス運用のほかにテクニカル分析・ファンダメンタル分析といった分析手法と信頼性についての解説や、ESG・仮想通貨など近年の投資商品についても分かりやすく説明してくれています。
これから投資を始める人にぜひ読んでいただきたい名著です。