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医師のAI活用は何から始める?患者情報を使わず試せる3つの仕事

taka

ChatGPTやClaudeを仕事に使ってみたい。でも、何を頼めばよいのか分からない。患者情報の扱いも気になる。

そんなときは、患者情報がなくてもできる作業を一つ選んでみましょう。発表の構成、公開資料を読むための整理、発信の下書きなら、入力する内容を限定して練習できます。

この記事では、AIを初めて仕事に取り入れる医師に向けて、試し方と確認するポイントをまとめます。個別患者の診断・治療判断や、診療録の処理を扱う記事ではありません。

最初に決めておく入力の範囲

練習に使うのは、自分で作った一般的なメモや、利用条件を確認した公開資料に限ります。患者さんの情報、電子カルテの画面、退院サマリ、施設の非公開文書は使いません。

個人情報保護委員会は、生成AIに入力する個人情報の利用目的や、サービス側での学習利用、利用規約などの確認を求めています。「名前を消したから大丈夫」「学習をオフにしたから何でも入力できる」とは考えないようにしましょう。

参考:個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」
https://www.ppc.go.jp/news/careful_information/230602_AI_utilize_alert/

また、実際の医療情報を扱う業務で導入する場合には、所属施設の規程や承認手続、契約、情報管理の確認が必要です。厚生労働省の安全管理ガイドラインは、外部サービスを用いた情報の持ち出しも対象にしています。個人の判断だけで進めず、施設の担当部署に確認してください。

参考:厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第7.0版」企画管理編8.2
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00006.html

1.勉強会の構成を整理する

最初に試しやすいのが、すでに決めたテーマの並べ方です。たとえば、研修医向けに「論文を読むときの確認事項」を話すなら、対象者、持ち時間、伝えたい項目を渡します。

依頼例:
「研修医向けの10分間の勉強会です。テーマは論文を読む際の確認事項。対象集団、比較対象、主要評価項目、研究の限界を扱います。このメモだけを使い、スライド6枚の見出しと各枚の要点を作ってください。具体的な研究結果や文献は追加しないでください」

出力を見たら、順番は自然か、持ち時間に収まるか、自分の伝えたい点が抜けていないかを確認します。医学的な説明を加える場合は、その部分の根拠を別途確認します。

2.公開資料の読む順番を決める

資料を前にして手が止まるなら、自分で書き出した目次や確認したい疑問を整理してもらう方法があります。

「この目次と疑問をもとに、先に確認する項目を並べてください。書かれていない内容は推測せず、追加で読むべき箇所を示してください」と頼んでみましょう。

AIの説明だけで理解したつもりにならず、元の資料へ戻って確認します。要約を依頼する場合も、読み込ませてよい資料かを確かめ、結論だけでなく対象や条件が落ちていないかを見ます。公開されていることと、全文を自由に入力・転載できることは分けて考えてください。

3.ブログやnoteの下書きを整える

勉強法や文献整理など、患者情報を含まないテーマを選び、自分のメモから記事の見出しを作ってもらいます。

たとえば「読む人は研修医」「困りごとは論文PDFを見失うこと」「伝えたいのはファイル名の付け方」と指定すると、記事の範囲がはっきりします。

ここでは「経験、収益、効果の数字を作らない」「不明点は要確認と書く」と付け加えてください。もっともらしい体験談が混ざっていないか、最後に自分で読み直すことが大切です。

使えたかどうかは完成までの手間で判断する

長い文章が出てきても、修正に時間がかかるなら、その頼み方は見直しが必要です。

試したあとは、次の点を確認してみてください。
・入力してよい内容だけを使ったか
・存在しない事実や出典が追加されていないか
・意味や前提が変わっていないか
・確認と修正を含めて、作業を進めやすくなったか

最初の目標は、仕事全体の自動化よりも「この一工程なら使えそう」を見つけること。うまくいった依頼文と注意点を一緒に残しておくと、次に試すときのたたき台になります。

自分の仕事に合う使い方を整理したい方へ

「何から始めるか」「どこまで任せるか」を一緒に考えたい方に向けて、医師向けの30分AI活用相談を用意しています。患者さんを特定できる情報や施設の非公開資料は送らず、まずは作業の種類や困っている点をご相談ください。

医師向けAI活用の30分相談(ココナラ)
https://coconala.com/services/3946326

※一般的なAI活用の紹介です。所属施設の規程を優先し、出力内容の正確性は利用者自身で確認してください。参考情報は2026年10月4日に確認しました。

ABOUT ME
Taka
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消化器内科医/日本内科学会認定内科医
市中病院で消化器内科医として勤務する医師7年目です。日本内科学会認定内科医(2026年取得)。研修医1年目から資産形成を始め、インデックス投資もポイ活も今年で7年目になりました。医学部でも初期研修でも教わらない「お金」について、勤務医の立場で実際に試し、失敗も含めて記録しています。
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